基本情報
公開年: 1999年
評価: 6.4
ジャンル: ミュージカル, ファミリー, コメディ
あらすじ
舞台は1930年代、世界大恐慌直後のニューヨーク。赤毛の孤児アニーは、底意地の悪いハニガンが営む孤児院で、「Hard-Knock Life(つらい人生)」を送りながらも、いつか本当の両親が迎えに来てくれると信じ、明るく元気に暮らしていました。ある日、うんざりするような孤児院を抜け出し、両親を探す冒険に出ます。その途中で、億万長者のオリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会い、クリスマスの間だけウォーバックス邸で暮らすことに。最初は気難しかったウォーバックスも、アニーの天真爛漫な性格に次第に心を開いていきます。しかし、アニーの両親を見つけようとするウォーバックスの申し出を知ったハニガンとその弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当ての悪だくみを計画するのでした。

映画レビュー
「Tomorrow, Tomorrow, I love ya, Tomorrow!」この曲を聴くと、なんだか元気が出てきませんか?今回紹介するのは、誰もが知る不朽の名作ミュージカル映画『アニー』です。
私がこの映画を初めて観たのは、まだ小さかった頃。アニーの前向きな姿と、心に響く歌の数々に夢中になりました。特に有名な「トゥモロー」は、辛いことがあっても「明日になればきっと良くなる」と信じる力をくれる、魔法のような曲ですよね。大人になってから観返すと、また違った感動がありました。
孤児院での生活は決して楽なものではないのに、アニーは希望を捨てません。そのひたむきさが、周りの人々の心を動かしていく様子は、観ていて本当に心が温かくなります。意地悪なハニガンやその弟たちのキャラクターもコミカルで、物語の良いスパイスになっています。
アニーが本当の家族の愛を見つけていく過程は、何度観ても涙腺が緩んでしまいます。血の繋がりだけが家族じゃない、というメッセージは、現代にも通じる大切なテーマですよね。家族の絆を描いた作品としては、『Four Mothers』も四人姉妹の強い絆が印象的でした。
『アニー』は、落ち込んだ時や、少し元気がない時に観るのにぴったりの映画です。観終わった後には、きっと心が晴れやかになり、「明日も頑張ろう!」と思えるはず。家族みんなで楽しめる、心温まるミュージカルの傑作を、ぜひ観てみてください。


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