こんにちは、映画が大好きな「私」です。今回は、鬼才クエンティン・タランティーノ監督が1960年代のハリウッドへの愛を爆発させた超大作、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をご紹介します。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという、これ以上ない豪華な二人の共演は、映画ファンならずとも必見です!
1. 基本情報
公開年:2019年
評価:7.4
ジャンル:Comedy, Drama, Thriller
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ロレンツァ・イッツォ、スペンサー・ギャレットほか
2. あらすじ
舞台は1969年のロサンゼルス。かつてテレビの西部劇でスターとして名を馳せたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、変化し続ける映画業界の中で自分の居場所を見失い、焦燥感に駆られていました。そんな彼を支えるのは、長年の親友であり、スタントマンでもあるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)です。リックの隣の家には、時代の寵児である映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進気鋭の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)が越してきます。リックが再起をかけてもがく一方で、ハリウッドの裏側では不穏な影が忍び寄っていました……。

3. 映画レビュー
この映画を一言で表すなら、「タランティーノが描く、美しくも切ないおとぎ話」です。タイトルにある「Once Upon a Time…(昔々あるところに)」が示す通り、これは単なる歴史の再現ではなく、映画の魔法を信じるすべての人に贈られたファンタジーなんです。レオナルド・ディカプリオ演じるリックの、情けなくもどこか愛らしい姿には胸を打たれます。特に、彼が自身の演技に納得がいかず楽屋で荒れるシーンは、彼の真骨頂とも言える名演でした。口コミでも、2020年のオスカーで彼が主演男優賞を受賞すべきだったという声が多く聞かれるほど、圧倒的な存在感を放っています。かつて彼が主演した『Titanic(タイタニック)』での若々しい輝きとはまた違う、大人の俳優としての深みを感じさせてくれます。
そして、ブラッド・ピット演じるクリフの格好良さといったら! 常に冷静で、リックを影で支え続ける彼の姿は、まさに理想の相棒です。二人の車中でのやり取りは、まるで自分も60年代のLAをドライブしているような気分にさせてくれます。また、今作にはロレンツァ・イッツォがフランチェスカ・カプッチ役で出演しており、彼女の華やかな演技も作品に彩りを添えています。スペンサー・ギャレットなどの実力派脇役陣の支えもあり、当時のハリウッドの空気感が見事に再現されていますね。
物語の終盤に向けて、歴史を知っている人ほど緊張感が高まる構成になっていますが、その結末には誰もが驚き、そして温かい気持ちになれるはずです。実在したアイコン、シャロン・テートを演じたマーゴット・ロビーの、無垢で輝くような美しさは、当時の映画界の希望そのもののように見えました。実在の人物を描くという点では、『Jackie OK』のような伝記的側面も持ちつつ、タランティーノらしいバイオレンスとユーモアが絶妙にミックスされています。
ミステリアスな展開や予測不能な物語が好きな方には、『The Invisible Guest』のような密室劇とはまた違った、街全体を巻き込むような大きなうねりを感じるこの作品をぜひおすすめしたいです。161分という長尺ですが、細部までこだわり抜かれた衣装や音楽、そして当時の映画へのオマージュに浸っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。映画が好きな人ほど、何度も見返したくなる。そんな魔法のような一作です。


コメント