こんにちは、映画が大好きな私です。今日は、90年代の空気をたっぷりと纏った、少し風変わりで、それでいて最高に愛おしい隠れた名作をご紹介します。ロバート・ダウニー・Jrやショーン・ペンといった豪華な顔ぶれが揃っていることでも話題になったこの作品、その名も『Hugo Pool』です。プールの水面のようにキラキラとした、でもどこか切ない物語に、きっと皆さんも引き込まれるはずですよ。
1. 基本情報
- 公開年:1997年
- 評価:★★★★★ (5.0)
- ジャンル:コメディ、ロマンス
- 監督:ロバート・ダウニー・シニア
2. あらすじ
物語の舞台は、水不足に悩まされるロサンゼルス。主人公のヒューゴ(アリッサ・ミラノ)は、高級住宅街のプール掃除を請け負う会社を切り盛りする、若くてタフな女性です。彼女の周りには、ヤク中の父やギャンブル狂の母など、一癖も二癖もある人々ばかり。そんなある日、彼女は仕事先でALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う青年フローイドと出会います。病に侵され、残された時間がわずかな彼と過ごす中で、仕事に追われるだけだったヒューゴの日常に、静かな変化が訪れ始めます。変わり者だらけの街で、彼女が見つけた本当の「愛」の形とは——。

3. 映画レビュー
この映画、一言で言うなら「シュールで温かい、大人のためのおとぎ話」です。90年代のインディーズ映画特有の、どこか浮世離れした雰囲気が最初から最後まで漂っていて、見ている間ずっと心地よい微熱を感じるような不思議な感覚になります。主人公のヒューゴがとにかくチャーミング!派手なアクションや壮大なドラマがあるわけではありませんが、彼女がプールの底を掃除する音や、ロサンゼルスの乾いた空気感が妙にリアルに伝わってきます。同じ1997年に公開された大作といえば『Titanic(タイタニック)』がありますが、あちらが究極の悲劇なら、この『Hugo Pool』は日常の中の小さな奇跡を切り取ったような作品です。ALSという重いテーマを扱いながら、決して湿っぽくならないのがこの映画の凄いところ。むしろ、ちょっとしたドタバタ劇や皮肉なジョークが散りばめられていて、『Date Night』のようなコメディが好きな人にも刺さるユーモアがあります。恋の始まりもすごく自然で、『They Came Together』のようなストレートなロマンスとはまた違った、不器用で優しい繋がりを感じさせてくれます。何より、ロバート・ダウニー・Jrの怪演(?)が素晴らしく、彼のファンなら必見の価値ありです。忙しい日々に少し疲れたとき、この映画を見て「人生、こんなにデタラメでも、愛があればなんとかなるかも」と、プールサイドで一休みするような気持ちになってほしい。そんな一本です。ぜひチェックしてみてくださいね。


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