基本情報
公開年: 2025
ジャンル: ホラー
評価: 3.2
あらすじ
主人公のカティア・モンテロは、日常を忘れるためのエキゾチックな休暇を計画します。美しい景色、穏やかな時間…のはずが、その旅は想像を絶する恐怖の始まりでした。
彼女は滞在先で、古代から伝わる血に飢えた動物の霊「ナワル(Nahual)」に取り憑かれてしまいます。次第に失われていく自我と、内側から湧き上がる野性的な衝動。美しいリゾート地を舞台に、エロティックな誘惑と容赦ない暴力が交錯し、カティアのバカンスは悪夢へと変わっていきます。
古代の伝説が現代に蘇る時、一体どんな結末が待っているのでしょうか。新たな切り口で描かれる、戦慄のポゼッション・ホラーです。

映画レビュー
ホラー映画好きの皆さん、お待たせしました!今回は、古代の伝説と憑依ものを組み合わせた、なんともそそられる設定のホラー映画『Nahual』をご紹介します。
まず魅力的なのが、その舞台設定。エキゾチックなリゾート地という、本来なら楽しいはずの場所が恐怖の舞台に変わるギャップがたまりません。「何かがおかしい」と感じながらも、美しい景色に油断してしまう…そんな心理的な怖さを巧みに突いてきそうです。
「Nahual」という存在も興味深いですね。これはメソアメリカの神話に登場する、動物に変身する能力を持つ人間のこと。単なる悪霊の憑依ではなく、人間の内なる獣性が目覚めるというテーマは、心理的な恐怖をより深くえぐってきそうです。概要にある「エロティックな出会い」という言葉も、官能と恐怖が紙一重であることを予感させ、大人向けのホラー作品として期待が高まります。
本作のようなシリアスな伝承ホラーもいいですが、たまには笑えるホラーで息抜きしたい!という方には、ホラー映画のパロディが満載の『Stan Helsing』もオススメですよ。
『Nahual』は、フォークホラーやポゼッションものが好きな方には間違いなく刺さる一本でしょう。美しいロケーションと、じわじわと忍び寄る恐怖のコントラストをぜひ楽しんでみてください。


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