『Sing Sing』母はイギリス女王!?勘違いから始まる、イタリア流ドタバタ爆笑コメディ。

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みなさん、こんにちは。映画を愛してやまない「私」です。今回ご紹介するのは、1980年代の陽気な空気が詰まったイタリア映画『Sing Sing』です。最近の映画のような洗練されたプロットとは一味違う、どこか懐かしくて、それでいて「そんなバカな!」とツッコミを入れたくなるような、愛すべきコメディ作品をご紹介します。

1. 基本情報

本作は、1983年に公開されたイタリアのコメディ映画です。当時のイタリア映画界特有の、エネルギッシュで少しお色気要素も含んだ、娯楽性の高い一本となっています。

  • 公開年: 1983年
  • ジャンル: コメディ
  • 評価: 5.2
  • 監督: セルジオ・コルブッチ

Sing Sing ポスター

2. あらすじ

主人公のエドゥアルドは、ある日自分が養子であったという衝撃の事実を偶然知ってしまいます。動揺する彼がようやく突き止めた実の父親は、今まさに息を引き取ろうとしていました。死の間際、父親が残した言葉は「お前の母親はイギリスの女王だ」という驚天動地の告白でした。

しかし、これには大きな落とし穴がありました。父親が言った「イギリスの女王」とは、実はある界隈で有名な娼婦につけられた「あだ名」だったのです。それを真に受けてしまったエドゥアルドは、自分が高貴な血を引く王子であると信じ込み、本物の女王に会うためにとんでもない行動を起こし始めます。勘違いが勘違いを呼び、事態は誰も予想しなかった方向へと転がっていくことに……。

3. 映画レビュー

この映画の最大の魅力は、なんといってもその「とんでもない勘違い」が生み出す爆笑の連鎖です。主人公が「自分はロイヤルファミリーの一員だ」と思い込んで振る舞う姿は、滑稽でありながらも、どこか応援したくなってしまう純粋さがあります。

身分や正体を勘違いして大騒動に発展していくストーリー展開は、以前ご紹介した『The Counterfeit Constable』を彷彿とさせます。あちらもロンドンを舞台にしたドタバタ劇でしたが、本作『Sing Sing』はイタリア映画らしい陽気さと、少し強引なパワーで押し切る感じがたまりません。

また、嘘や勘違いから始まった計画が収拾がつかなくなっていくスリルは、『Accepted』のような「ありえない設定」のコメディが好きな方にもぜひ見てほしいですね。理屈抜きで笑えるシーンが多く、週末に肩の力を抜いて鑑賞するのにぴったりな作品です。

評価は5.2と決して高くはありませんが、それはこの映画が「芸術」ではなく、徹底して「娯楽」を追求しているからかもしれません。80年代のファッションや音楽、そして当時のイタリアの街並みも楽しめます。『Super Troopers』のようなおバカなノリが好きな人なら、きっとこの作品の持つ独特の愛らしさに気づくはずです。

「真実を知ることだけが幸せではない」……そんな深いテーマがあるような、ないような(笑)。とにかく、エドゥアルドの暴走っぷりを笑い飛ばして、最後にはなんだかスッキリした気分になれる、そんな不思議な魅力を持った一作でした。ぜひチェックしてみてくださいね!

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