1. 基本情報
まずは『Wild Zero』の基本情報からご紹介します。この映画は日本のガレージロックバンド「ギターウルフ」のメンバーが本人役で出演している、伝説的なカルト作品です。
- 公開年: 1999年
- ジャンル: アクション、サイエンスフィクション、ホラー
- 監督: 竹内スグル
- 主演: ギターウルフ(セイジ、ビリー、トオル)
- 概要: 伝説的な日本のガレージロックバンド「ギターウルフ」だけが、ゾンビの軍隊を使って地球を破壊しようとする宇宙人から地球を救うことができます。
2. あらすじ:愛とロケットとロックンロール!
主人公は、ひたすらロックンロールを愛する若者、エース。彼の人生最大の目標は、敬愛するバンド「ギターウルフ」のライブを見ること。
念願叶ってライブ会場にたどり着いたエースは、ギターウルフのメンバーたちと運命的な出会いを果たします。彼らの熱狂的なライブが終わった直後、状況は一変。空からUFOが飛来し、街中にゾンビが溢れ出すという、まさに地獄絵図に!
混乱の中、エースはバイクで逃走する途中で、タバコ屋の店員トビオと出会い、一瞬で恋に落ちます。しかし、トビオには誰にも言えない秘密があり、二人の愛はゾンビと宇宙人の脅威によって試されることに。
エースは、ギターウルフの「愛とロックンロールがなければ、生きている資格はない!」という教えを胸に、彼らと力を合わせ、文字通りロケットを武器に、地球の命運をかけた戦いに身を投じます。

3. 映画レビュー:世界一クレイジーで最高に熱いカルト映画
もしあなたが「普通の映画」に飽きているなら、この『Wild Zero』は間違いなくあなたを救ってくれるでしょう。私自身、初めて見たときはそのハイテンションな勢いに圧倒され、笑いと興奮が止まりませんでした。
圧倒的なB級感とスピード感
この映画の魅力は、何と言ってもその突き抜けたバカバカしさと潔さです。予算やリアリティといった概念は、ギターウルフのジェットギターの音で吹き飛ばされます。宇宙人、ゾンビ、爆発、バイク、そしてガレージロック。これらが88分間に凝縮され、観客を置いてきぼりにするほどのスピードで展開していきます。
特に、ギターウルフのメンバーが常にクールで、どんな危機的状況でも「ロックンロール!」と叫んで解決しようとする姿勢が最高に痺れます。彼らの存在自体が、この映画の哲学であり、テーマです。
愛とジェンダーの壁をぶち破るメッセージ
この作品はただのゾンビ/SFアクションにとどまりません。エースとトビオの間に芽生える純粋な愛の物語が、クレイジーな背景の中で非常にエモーショナルに描かれています。ジェンダーや常識といったものが、地球外生命体の脅威の前ではいかに無意味であるか、というメッセージが込められているように感じました。
「愛とロックンロールがなければ、生きている資格はない!」というバンドの理念は、観客にも強烈に響きます。この純粋なエネルギーこそが、本作が世界中でカルト的な人気を誇る理由でしょう。
カルト映画好きなら必見!
ホラーやアクションのジャンルでありながら、ここまで痛快でポジティブなエネルギーに満ちた作品は稀です。チェーンソーを振り回して死霊と戦うようなクレイジーな映画がお好きな方には、きっと楽しんでいただけるはずです。例えば、以前紹介した『死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット』のような、常識を遥かに超えたアクション映画のファンなら、この『Wild Zero』のジェット噴射のような展開に魅了されること間違いなしです。
とにかく、理屈抜きで楽しみたい、頭を空っぽにして最高のロックンロールを浴びたい、そんな気分の時にピッタリの一本です。ぜひ、爆音で見てください!


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