『Heartbeat』不良少女、パリのスリ学校へ入学!?

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基本情報

公開年: 1946年

ジャンル: コメディ, ロマンス

評価: 4.6

あらすじ

舞台は第二次世界大戦後のパリ。感化院を脱走した天真爛漫な少女アルレットは、ひょんなことから上流階級専門のスリ養成学校にスカウトされます。そこで彼女は「教授」と呼ばれる老紳士の指導のもと、一流のスリになるための英才教育を受けることに。めきめきと才能を開花させていくアルレットでしたが、ある日、若くハンサムな外交官と出会い、恋に落ちてしまいます。スリとしての裏の顔と、彼との甘い恋。二つの世界で揺れ動くアルレットの運命は一体どうなるのでしょうか?

Heartbeat ポスター

映画レビュー

今回は1946年公開という、かなりクラシックなロマンティックコメディ『Heartbeat』をご紹介します!白黒映画と聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、この作品はそんな心配を吹き飛ばすくらい、キュートで軽快な魅力に溢れた一本です。

まず何と言っても設定がユニークですよね。「スリの養成学校」なんて、普通はもっとダークでシリアスな世界を想像しちゃいますが、この映画ではまるで上流階級のフィニッシングスクールのように、エレガントでコミカルに描かれています。主人公のアルレットが、不器用ながらも一生懸命スリの技術を学んでいく姿は、思わず「がんばれ!」と応援したくなります。

主演のジンジャー・ロジャースがとにかくチャーミング。感化院出身のちょっとおてんばな雰囲気と、恋をしてどんどん綺麗になっていく乙女の表情のギャップがたまりません。彼女がハンサムな外交官と繰り広げるロマンスは、まさに王道。ドキドキする展開に、見ているこちらも思わず頬が緩んでしまいます。

物語の舞台がパリというのも、作品のロマンチックな雰囲気を一層引き立てています。古き良きヨーロッパの街並みと、そこに住む個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、観ているだけで心が躍ります。同じヨーロッパを舞台にしたコメディでは、幽霊たちが立ち退きに反対するというユニークな設定の『Ghosts of Rome』も、風変わりで面白いのでおすすめです。

難しいことを考えずに、ただただハッピーな気分に浸りたい。そんな時にぴったりの映画です。週末の夜に、温かい飲み物でも片手にゆったりと鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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